サラダ坊主日記

「この味がいいね」と君が言ったのはお世辞だったねサラダ記念日

2016-02-04から1日間の記事一覧

誰のための「神」なのか? 遠藤周作「沈黙」をめぐる断片的省察

遠藤周作の代表作とされる小説『沈黙』(新潮文庫)を初めて読んだのは数年前のことで、その作品の名声については、それこそ高校時代の現国の便覧などにも記載があったから耳にはしていたが、実際に繙くまでには随分と長く時間がかかった。キリスト教の信仰…