私は熱心な映画愛好家ではなく、映画館に足を運んで二時間余りの沈黙に閉ざされた視聴に金を払う習慣とも、それほど親しい訳ではない。映画館へ足を運ぶ習慣が多少なりとも自分自身の生活サイクルに入り込むようになってきたのは、ここ数年間の話で、それも…
先日、Amazonで佐々木中の「戦争と一人の作家」という本を取り寄せて、ぱらぱらと流し読みをした。或いは、そんな言葉が存在するか知らないが「啄読」した。小鳥が芋虫を嘴でするりと捕えて呑み下すような調子で、捲ったページに視線を彷徨わせ、翡翠が清流…
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