サラダ坊主日記

「この味がいいね」と君が言ったのはお世辞だったねサラダ記念日

2016-01-09から1日間の記事一覧

「ツバメたちの黄昏」 十九 誇り高き炊事番の憤慨

黄昏の洋上で演じられた血腥く騒がしい乱闘の光景は、未だ雛鳥のように頼りなく歩き方も覚束ない新参の監督官の眼には鮮烈に刻み込まれた訳だが、討伐されたベルトリナスの亡骸が、翌日の晩餐の慎ましい食卓に供されることになろうとは流石に予測すらしてい…

自然と交わること、俗界と交わること 坂口安吾「風と光と二十の私と」に関する覚書

どうもこんばんは、サラダ坊主です。 今夜は過去にも幾度か触れたことのある坂口安吾という作家について、再び文章を草したいと思います。先日の中上健次に関するエントリーを書いている最中に、もう一度、坂口安吾について書いておきたいという考えが迫り上…