サラダ坊主日記

「この味がいいね」と君が言ったのはお世辞だったねサラダ記念日

2016-04-03から1日間の記事一覧

結局のところ、人は誰かの言葉を真似るしかない(「オリジナリティ」という幻想)

仕事を終えて眠る直前の僅かなひと時に、柄谷行人の「坂口安吾と中上健次」(講談社文芸文庫)を漫然と拾い読みしていたら、次のような記述に出喰わした。 この時、中上はもはや子の立場から過去を見ているのではない。自分のやっていることは、それまで嫌悪…