サラダ坊主日記

「この味がいいね」と君が言ったのはお世辞だったねサラダ記念日

2016-07-31から1日間の記事一覧

私が無職だったころ

私は二十歳の時に最初の結婚をした。所謂「授かり婚」という奴で、入籍の三箇月後には息子が産まれる予定であった。そのときの配偶者は離婚歴があり、九歳の娘を連れていた。大学を一年で中退し、実家暮らしのフリーターとして怠惰な日々を過ごしていた私は…

「プレステ」の時代と、私の追憶 2 「アストロノーカ」(1998年)

当時エニックスから発売された「アストロノーカ」を知ったのは、確か「ファミ通」がきっかけであったように記憶している。或いは「スターオーシャン・セカンドストーリー」に附属していた体験版が購入の契機であったかも知れない。何れにせよ、このゲームは…

圧倒的な現実の渦中で忘れ去られるフィクション、或いはその変質

目の前の現実が余りに苛酷で、圧倒的なものである限り、人間の宿している内なるフィクションは窒息し、息絶えてしまう。 様々な物語、様々な空想、それらは現実との間に切り拓かれた距離の効果によって生まれるのであり、従って主観と現実との不可分な近さが…

14号原理主義者の告発

昨夜投稿した記事に関して、妻からクレームが入った。 saladboze.hatenablog.com 表題に「幕張」という文字を入れておきながら、実際には海浜幕張のホテルに関する思い出しか綴られていないが、貴方は何か考え違いをしているようだ、海浜幕張というのは幕張…