サラダ坊主日記

「この味がいいね」と君が言ったのはお世辞だったねサラダ記念日

2018-09-04から1日間の記事一覧

小説「月影」 3

小学校に上がる少し前から、燈里は夜中に起き出して夢遊病者の如き症状を呈することが多くなった。当時、子供の寝室に充てていた居間の隣の和室から、不自然な物音が漏れてくる。何事かと思って身を硬くすると、瞼の開いていない燈里が寝乱れた黒髪を複雑に…