サラダ坊主日記

「この味がいいね」と君が言ったのはお世辞だったねサラダ記念日

2018-12-11から1日間の記事一覧

美と芸術の蠱毒 三島由紀夫「暁の寺」 5

引き続き、三島由紀夫の『暁の寺』(新潮文庫)に就いて書く。 これは漠然たる感想に過ぎないのだが、三島の「理想」を象徴するのが「春の雪」における松枝清顕や「奔馬」における飯沼勲であるとしたら、三島の「現実」を象徴するのは「暁の寺」において一挙…