サラダ坊主日記

「この味がいいね」と君が言ったのはお世辞だったねサラダ記念日

2019-10-21から1日間の記事一覧

「仮象」の舞台で、自在に踊れ 三島由紀夫「親切な機械」

三島由紀夫の短篇小説「親切な機械」(『岬にての物語』新潮文庫)に就いて書く。 三島由紀夫の文業は「プラトニズム」と「ニヒリズム」の双極に向かって引き裂かれている。これが近頃、私の抱懐している未成熟な見解である。プラトニズムは、世界の背後に超…