サラダ坊主日記

「この味がいいね」と君が言ったのはお世辞だったねサラダ記念日

2019-11-07から1日間の記事一覧

絶対者を黙殺する男 三島由紀夫「商い人」

三島由紀夫の短篇小説「商い人」(『岬にての物語』新潮文庫)に就いて書く。 世俗の人間の立ち入りが許されない「禁域」という設定は、「超越」と「絶対」を重んじる作者に相応しい主題である。 知識としては、左のような知識が与えられる。現在修女は百数…