サラダ坊主日記

「この味がいいね」と君が言ったのはお世辞だったねサラダ記念日

2020-06-14から1日間の記事一覧

「恐怖」の普遍的構造 三島由紀夫「復讐」

三島由紀夫の短篇小説「復讐」(『ラディゲの死』新潮文庫)に就いて書く。 三島由紀夫の文業には時折、何らかの「恐怖」を形象化する「怪談」の系譜に列なると思しき作品が登場する。私見では「花火」や「仲間」や「雛の宿」といった作品が、そうした範疇に…