「自由」よりも「隷属」を欲する 谷崎潤一郎「春琴抄」をめぐって(マゾヒズム的欲望について)

どうもこんばんは、サラダ坊主です。 昨年の暮れ、安部公房の「砂の女」という小説を巡って下記の記事を綴りました。 saladboze.hatenablog.com 安部公房の代表作である「砂の女」という著名な小説について、「自由」という切り口から漫然と考えてみた訳ですが、その中でもう一つ思い浮かんだのが、今回取り上げる谷崎潤一…