サラダ坊主日記

「この味がいいね」と君が言ったのはお世辞だったねサラダ記念日

2018-04-28から1日間の記事一覧

三島由紀夫「沈める滝」に関する覚書 2

前回に引き続き、三島由紀夫の『沈める滝』(新潮文庫)に就いての感想を書く。 ②「快楽」という意味に包摂されない女体 数多の女と関係を持ちながら、絶えず相手の背負っている「現実的属性」との錯雑した交流を注意深く拒み、自らを「無名の任意の人間」と…