プラトンの対話篇『パイドン』(岩波文庫)の繙読に着手したので、断片的な感想を記録しておきたいと思います。 プラトンの壮麗な思想の体系が、師父であるソクラテスの薫陶と、その不合理な刑死から受けた衝撃の裡に胚胎したことは揺るぎない事実であろうと…
引き続き、プラトンの対話篇『饗宴』(光文社古典新訳文庫)に就いて書きます。 「饗宴」におけるソクラテスと、ディオティマという謎めいた女性との含蓄に富んだ対話には、かつて「メノン」において取り上げられた「探究のパラドックス」との深い関連性を思…
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