サラダ坊主日記

「この味がいいね」と君が言ったのはお世辞だったねサラダ記念日

社会・政治・経済

「売ること」と「書くこと」の接続(曖昧な思索)

書くことは何のために行われるのか、という問いは極めて古く、射程も長い。その問いに対する答え方は、答える側の人間が何を重んじているか、或いはどのような視点と角度から、この問いに対峙するかによって、様々な「解」へ導かれることになる。例えば、書…

NHK礼讃 / 「テレビ」凋落の時代のなかで

私はここ数年、余りテレビを見なくなった。元々朝が早く夜が遅い仕事で、それほどテレビを見る時間がないというのも背景にはあるだろうが、年々関心が薄れていることは確かである。十代の頃、御世辞にも活動的とは言い難い少年であった私は寧ろ、比較的熱心…

「田舎暮らし」への素朴な信仰について

先日来、部下の一人が農業の勉強をやりたいと言って退職を願い出てきている。色々と話し合い、説得も試みたが意志が強固でどうにも覆りそうにない。話を聞いてみると、居候のような立場で月々五万円ほどの金を貰いながら住み込みで農家の仕事を手伝うらしい…

「著作権」という商業的思想=ルールについて

どうもこんばんは、サラダ坊主です。 今朝、スターバックスでコーヒーを啜りながら、はてなブログのトップページを眺めていたら、はてなダイアリーの記事において2000件以上の歌詞の無断転載が行われているということで、JASRACから削除依頼が来て…

「正解がない」という自由 / 「古典主義」というイデオロギーの退嬰性について 2

どうもこんばんは、サラダ坊主です。 本日は昨夜のエントリーの続きを書きます。 saladboze.hatenablog.com 一つの仕事を続けていると、当然のことながら部下や後輩の教育を任される場面というのが徐々に増えてきます。その中には春に大学を卒業したばかりの…

「答えは既に出ている」という幻想 / 「古典主義」というイデオロギーの退嬰性について 1

どうもこんばんは、サラダ坊主です。 今日は何だか堅苦しい表題の下に徒然と言葉を書き連ねようと思います。 物々しいタイトルなので敬遠されるかもしれませんが、中には物好きな方もいらっしゃって、興味を惹かれるかも分かりません。そうでなくとも、少な…

「モノ」と「コト」の幸福論 無常観の反復

どうもこんばんは、毎度おなじみサラダ坊主です。 今回は「天職」という幻想的な概念について書きます。 私は小学生の頃から小説家になりたいと思っていて、三十歳の誕生日を迎えた今もその夢を諦めきれずに、個人的な趣味として創作活動を続けているのです…

「文明」と「文化」の差異について

どうもこんにちは、サラダ坊主です。 本日も抽象的なテーマで徒然と雑文を草します。 日本語には「文明」という単語と「文化」という単語があります。どっちも似たような意味合いに聞こえる一方、本によっては明確な区別をして用いている場合もあります。例…

「戦争」は選択し得るものなのか

どうもこんばんは、サラダ坊主です。 最近、世の中には血腥いニュースがあふれています。 先日もロシア軍の戦闘機をトルコ軍が領空侵犯を理由に撃墜した挙句、パラシュートで脱出したロシア兵が、トルコ系の武装勢力の攻撃を受けて死亡するという悲劇が起こ…

「若者」というマイノリティ / 「高齢化」というライフスタイル

どうもこんばんは、サラダ坊主です。 本日も徒然なるままに他愛のない雑感を綴ろうと思います。 仕事をしていても、テレビや新聞やネットを見ていても、日本は「少子高齢化」の時代であるという言説を耳にすることがよくあります。別に最近になって語られ始…

「結婚・子育てはコスパが悪い」という言説について

どうもこんにちは、サラダ坊主です。 週刊はてなブログのエントリーを見ていたら、こんな特集記事が出ていました。 「結婚・子育てのメリット・デメリット」について、ブロガーたちの意見が寄せられています。シルバーウィークに「結婚」について考えてみま…