寝ぼけまなこのサラダ坊主です。
先ほどアップした「彼氏彼女の事情」について、途中までしか読んでいない理由を書きそびれたので補足します。
この作品は、男性の主人公である有馬総一郎が、親から受けた虐待の記憶から解き放たれることで、物語の一つのピークに到達するのですが、それ以降、作者の筆が走りすぎたのか、どんどん話が大きくなって、ニューヨークまで飛び出してしまいます。
繊細な自意識を観察するための箱庭であった「高校」を飛び出した途端に、抑制が利かなくなって何だかやりたい放題になり、作者の趣味の世界と化してしまったような印象を受けたのが、通読しなかった理由の一つです。
ま、それは個人の好みの問題でもありますので、ぜひ一度ご覧になってみて下さい。
サラダ坊主でした。